【地消地産】食と農を切り口にした循環型地域づくり
福島大学の小山良太先生(農業経済学)
をお呼びして、
「六次化という切り口で
地域の今後を考える会」を開催。
今回はその内容を一部抜粋してお伝えします。
色々な話題が出ましたが、ポイントは2つ。
まず1つ目は、
「何のために六次化をするのか?」
という基本的な心構えについてです。
「地域づくりの目的は、突き詰めるとその地域の人口扶養力を高めるために行います。人口扶養力とは、その地域でどれくらい人が暮らしていけるか?という意味です。扶養力を高めるためには①地域で稼ぐ力と②地域内への循環力が必要で、そのための一つの手段として六次化や地域資源の活用があります。」
では具体的にどう扶養力を高めていくか?
それが二つ目の
「地消地産を用いた循環型の地域づくり」
です。地消地産とは、地域で消費するものを
その地域で作ることです。
つまり今住んでいる町以外で買っている
もののいつくかを、自分の住む町で
買うようにしていくことです。
これを少しずつ実現させていけば
地域としての収益が上がり、
その結果、地域の扶養力がアップします。
また地域内循環することで、その地域
ならではの食や暮らしの文化が醸成され、
観光客や交流人口の拡大にも繋がります。